第79回春の院展
大野 逸男
「紅葉の滝」
紅葉した木々を縫うように一条の滝が流れおちる。薄の穂もかわたれの薄明かりに姿をあらわし、朝靄も斎は れつつある。早朝の深秋の冷気に、遠く滝音が低く響く。静かな心持ちの身が、自然と同化してゆく。(中)