再興第101回院展

文部科学大臣賞

大野 逸男

「信仰の道」

 

 御堂に続く山林の中の石段。明けきれぬ極寒に樹々は身をすくめるようにたたずみ、かすかに洩れる薄明が石段を照らす。この石段には数えきれぬ人々の苦と汗がにじんでいるのだろう。深い想念が宿る。(中)