第64回新美術展
向井 弘子
「大和悠々」
達者な筆捌きばかりが佳品を生むとは限らない。全体に流れる閑のどかさというか悠々たる思いは、画面の多くを占める緑の諧調の心地良さもあるが、プリミティフな描写によるものだろう。作者の思いが滲んでいる。(中)