第50回記念創展

 

三戸 喜久雄

「静 深」

 

 森を抜ける杣道だろう、木々にも道にも雪が降り積もり、禽獣の足跡が小径を横切って森に消えている。他に人影も見えず、辺りは静まりかえっている。傍らの黒々とした大樹がその静けさを深めている。(中)