第52回日本南画院展

日本南画院賞(橋村賞)

瀬良 冲訓

「丹生山田の里」

 畔道沿いの仕材小屋が埋ずもれそうに、薄や雑草が生い茂り、粗末な小屋の屋根にも草々にも秋の陽は惜しみなく降り注ぐ。虚しいまでの明るさの中に、すべては音もなく静かに、ただそこにあるばかり。(中野)