第19回日仏現代国際美術展

 

笹沼 恭欣

「刻―15」

 一億年の光を宿してそこに石はある。心平の詩の一節を思い浮かばせる。山かげに沈もうとする満月が、何の変哲もない石にも同じく光を射す。静かで幽玄、大和心の本燃をみるような深い精神世界がある。(中)