第44回日展

 

福田 千惠

「遥かなた」

 

 人物画の数少ない卓越した描き手のひとり。朝(夕)焼けを背に一人の青年が立っている。やや憂愁のおもむきをたたえて立つ姿は、中近東の人か。されば、紛争への思いを抱えて、平和を願うことせつである。(中野)