第44回日展

山崎  隆夫

「春香山桜」

 

 小振りの花輪を可憐に咲かす山桜の樹間に陽暈を茫洋と登場させ、万朶と咲く華やかと春の温気をいっそう象徴化した。加えて樹間の彩りにも春香を寿ぐ画家の深い思いが、色濃く表象されていよう。(中野)