改組新第7回日展

林  和緒

「刻」

 

 刻々と闇がせまり、深まっていく。月明かりで浮かび上がる沼のあたりで蛙の合唱がはじまり、呼応するかのように魚がはねる。音は闇に溶け、波紋が水面に広がり、映月が揺れる。闇に佇む心は自然に一体となる。(中)