第40回日展

林  和緒

「霧の湿原」

 霧多布湿原での取材。その名のとおり霧が絶えず流れ、夢幻と現実の狭間を往還する。日は霧の奥にかすみ、葦原は限りなく広がりながら微妙で複雑な色合いを奏でる。葦原を割って白く光る水面との対比の妙。