第75回記念日本画院展

塩野入 大賢

「北浅間」

 

 ゆるやかな稜線と荒々しい筋状をもつ山肌の浅間山がゆうぜんと横たわっている。裾野の杣林は暁暗のなかに未だ眠っており、冠雪の白い山肌と対照をなし、噴煙をあげる空の移ろう色合いが素晴らしい。(中)