第45回日展

 

 

中路 融人

「御室の桜」

 

 宇多天皇ゆかりの仁和寺の桜が爛漫だ。遅咲きの山桜は白くて牡丹のように大きな塊は格別の風情がある。花の合間に五重の塔をのぞみ、風のない晩春の昼下がりは、身も心も満たされて白昼夢の中にいるようだ。(中)