第35回 日展

日本画 

 

 

杉原 元人  「山 霧」

 

 朝まだき、樹々は明けきらぬ闇の中にあってその姿をまだ明らかにしない。

すべては静謐の中にある。その静寂の中で動くのは霧、白い霧の層が漂い流れるのみ。

ただそれのみを描いてすべてを捨象した大胆さ。