第48回東方展

 

山下 サキ枝

「晩 秋」

 

 平らかな野に一本の柿の木が赤い実も誇らしげに立つ。足もとには芒の穂がゆれ黄色い菊が咲く。空も雲も野も夕照に染め上げられ、柿の木は存在感をいっそう確かにしている。秋色に染まる心は豊かに満ちる。(中)