第56回東方展

時田 尚武

「幻影の碑(房総の美術史 I )」

 狩野派の始祖正信の碑のある生誕地房総夷隅の大野城跡の曙の景に、正信伝の「芦と雁」を配した。朱鷺は画家自身のよく描くモティフで、水面の光の揺らぎに遥かな歴史への追憶がある。(中)