第45回東方展

時田 尚武

「回帰の翔(朱鷺放鳥)」

 

 純白の両翼をせいいっぱいに羽ばたかせ、夕焼空に飛翔する番いの朱鷺の眼差は唯、ひたすら茜の彼方の愛の巣を希求する。作者の胸懐に溢れる、失われていきつつあった種の復活への夢を高らかに歌う。