第50回東方展

 

高頭 信子

「咆 応」

 

 手前の突兀とした岩にぶつかった波が激しく逆巻き砕けている。遠く対峙するように岩が静かな海面に立っている。静かだが空は赤く焼きただれ、闇に沈む闇の海を赤く染める。乱と静の対極は心の咆哮か。(中)