高頭 信子 日本画展
〜追想・心のふるさと〜展

 

● 11月22日〜27日
● ギャラリー・コパンダール

 

 東方美術協会会員の高頭信子さんの恒例の年末個展。これまでも、銀座三越、新宿三越、日本橋本店など30数回の発表を続けているが、今は京橋に会場を移しての開催が続いている。
 高頭さんは川端龍子の晩年に師事し、青龍社での発表で画壇へのデビューを果たし、師の没後は東方美術協会を発表の場として活躍してきているが、写実から心象的イメージの作品へと転化し、花シリーズ、花火シリーズでは宇宙的な新羅万象にまで深化をとげている。紹介の「花火が写る館」は、秋の東部東方展に出品された作品だが、華やかに打ち上げられた花火が高層のビルに写り込むというより、同化したような幻想的な世界を描出している。
 一方、高頭さんはファンタジーの世界も持っている。干支に因んだ物語的な小作品は童画的要素を多分に孕みながら、日本画の領域を保つ。紹介の「ハッピークリスマス」は正にそんな1点であろう。(松)

 

 

 

 

 

花火が写る館  20 号

 

ハッピークリスマス  SM