第66回春の院展

 

郷倉 和子

「花の精(四)」

 

 花の精イコール仏心との思いに画家はいるのだろう。花かげから湧出したように結跏趺坐する仏様と、眷属のように登場する仏たち。何の衒いも外連もなく淡々と、ひとつの境地にあるのも長い画道との仏縁か。