梅花シリーズが長い。これまでは塀越しや池畔のそれが多かったが、今作では花の精としての観音(菩薩)が登場して雰囲気がガラリと変り、心象性が強まった。鍛えた描線の確かさの中で目を閉じ微笑んでいる。
第63回春の院展より
郷 倉 和 子 「花の精」