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―塔映四季の美― 後藤純男展
秋映大和 100号 後藤純男氏の本格的な作品展を見たのは15年前の西部アートフォーラムでの新作展「日本の四季を描く」であった。いまでも強烈な印象としてあるのは、横長の大作「松島の朝」であった。夜明けの光の変化の一瞬を、海のさざ波の輝きに置き換えて見事に捉えきった作品であった。その時も塔映と題した「雪、月、花」の三部作が出されていたが、今展は大和の塔を中心とした四季の美を前面 に押し出したもので、描かれた対象がより明瞭に浮かびあがる、そんな変化が窺えた。 ふと気づいたことがあり、まだ確証に到っていないが、画面 に金、銀、胡粉などの横線が走っているのである。これは前回にはなかった。いったい何か、私には氏が大気(空気)の震えを試行しているのではないか、そう思えてならない。15年前のさざ波の光がヒントなであろうか。(松) |
■9月9日〜15日 ■日本橋三越本店 6階美術特選画廊
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