第67回春の院展

 

後藤 純男

「緑風斑鳩」

 

 雪の古都や花の寺院の作品は良く目にするが、風薫る緑の斑鳩はまさに目に鮮やかだ。金泥の扱いに長けた画家は濃緑に金を巧みにとりこみ、かつ活かしきっている。天を衝く九輪の塔に画家に軒昂の気をみる。(中野)