第44回東方展

結城 天童

「春を待つ月山」

 

 雪国の人々にとって待春の思いはどの季節よりも深い。郷関を出て都会に生活する人にとって、郷土は特別である。郷里の象徴の山並、その裾の雪景色にそうした思いを瑞々しく鮮やかに描き出している。