平松 礼二

モネへのオマージュ展

●2月17日〜23日
● そごう神戸店新館7 階美術画廊
東京・パリ・ノルマンディ


平松礼二展―ジャポニズムの故郷を訪ねて
●3月11日〜17日 ● 日本橋三越本店

 めて平松礼二氏にお会いしたのは、MOA美術館岡田茂吉賞の受賞式であった。「文藝春秋」の表紙画を担当されたのもその頃である。緻密で丁寧な仕事ゆえの腱鞘炎に悩まされながらも、河原の石、雨のシリーズ、桜、富士のシリーズと画のテーマを切り替えながら常に前向きに進まれていた。実はその以前から平松氏の心には「ジャポニスム」への思いが渦巻いていて、その表現展開のために様々な試行を繰り返していたのであろう。対極と思えるNYの摩天楼の取材作品もあったが、印象派、モネ、ジベルニー、蓮池へとその思考が進んだのもまた自然のなりゆきかもしれない。
 そして一昨年に開催された、その集大成と思えるフランスのジヴェルニー印象派美術館での「平松礼二・睡蓮の庭 モネへのオマージュ展」の大反響、続いて昨年に、ジヴェルニー印象派美術館の平松礼二コレクションが、ベルリン国立アジア美術館に巡回展示され大きな話題を呼んだ。
 その帰国展が神戸と東京で開催され氏の国際画家としての歴史を刻んだ。(松)