第32回東京春季創画展

上村淳之

「秋光(未成)」

 

 水辺の丈高い草かげの鳥を描いた、いわゆる花鳥画だが、見るべきは空間意識にある。

鳥のことなら細部まで知るが、鳥も草木もシンプルにおさえ、あとは一面紫がかった広がり、この微光を孕む広がりが見処。