第63回新美術協会展
平澤 壽康
「樹間の寺」
鬱蒼とした寺の裏山からの景を捉えた作品だが、夕暮れ近い深く沈んだ空気の震えが、寺の静けさに呼応する。正に「鳥鳴山更幽」の境地である。数百年の古木と時間的な山間の色彩を巧く画中に配した。(松)