第59回日本南画院展

 

月居 和子

「うつり往く」

 

 少女から大人の女性に変わりゆく時の流れを、繰り返す月の満ち欠けで表現して今を描く。墨に金を佩いた上に散らされた細金が風を感じさせ、女性の内面をそこはかと滲ませる憎い演出。線描の冴えが窺える。(松)