第55回記念日本南画院展

 

潮見 冲天

「朝ぼらけ」

 

 この図は、氏が小品作成時から拘った意欲作である。大個展に大作としたが、今回さらにその深度を深めている。墨の濃淡が織り成す深遠な空間、峰の樹の形状以外は莫とした抽象の世界だが、引き込まれそうな趣がある。(松)