第55回記念日本南画院展

 

村岸 良華

「待 春」

 

 まだ遠望する高山に相当な残雪が輝くが、麓では雪解けて樹々の木立が窺える季節を切り取った作品だが、温かな陽射しが十全に感じられて空気(風)の穏やかさがしみてくる。正に自然の気配を筆勢に捉えた作品である。(松)