第73回日本画院展
百々 茂貫
「峻崖破月」
険阻な山々に挟まれた漆黒の峡谷に半月が昇り、その月光が微かに届いて水面を淡く浮きあがらせる。朧げな光といえども景観の全体をあばき出す自然の雄大さを静かに謳う。手前の奇峰と崖樹の明暗が絶妙だ。(松)