第68回日本画院展

中村  泉

「待 春」

 昨年の花の作品もそうだったが、

今作の人物にも凛とした気が漲っている。

女性の堂々とした立姿が孕む内面性、

とりわけ手と顔の表情、ことにも強い眼差しに惹かれる。

白日に逆光の枯木の描写も優れている。