第71回日本画院展

 

佐藤 三樹

「想」

 

 箔押しの背景に朧月が山の端にかかる。木目込み人形を手に、物憂げな眼差の舞妓は何を想っているのだろうか。振り袖の萌葱色、背景の金色に朱と乳白の色彩が緩やかなコントラストをなして、情感を盛り上げている。