特別展 天翔る飛鳥
烏頭尾精の世界


● 7月12日〜9月15日
● 奈良県立万葉文化館

 

 「画業70年 あすかとともに」と銘打って、奈良県立万葉文化館で特別展〈天翔る飛鳥 烏頭尾精の世界〉が開催された。
 烏頭尾氏は今年93歳を迎えたが、奈良明日香村出身。現在日本画団体の「創画会」の重鎮として活躍する一方で、後進を育てるべく教壇に立ち、今も京都教育大学名誉教授として奈良の歴史と夢を語り、且つ描き続けている。創画会出品当初は日本画の新たな可能性を追求されていたが、やがてモティーフはふる里明日香へと転じる。大きな転機は、明日香キトラ古墳で42年前に発見された壁画だった。四神の写真からのスケッチ、そして色彩模写も。同時に明日香・奈良の大自然の神秘性を画家としてのライフワークとして残そうと決意したと思われる。今展には初期作から「あすか・春〜冬」「四神拡大復元図」等71点の展覧。 (松)

 

まほろばに飛ぶ 〈1979〉

とり 〈1959〉