米寿記念
烏頭尾精 日本画展
−鳥・飛ぶ鳥そして
明日香の景から まほろばの景−
●10月7日〜13日
●あべのハルカス近鉄本店タワー館11F美術画廊
創画会会員、京都教育大学名誉教授・烏頭尾精氏の米寿記念展。
烏頭尾氏は1932年奈良県明日香村岡の生まれ。1956年京都市立美術大学(現芸大)卒業後絵画活動に。新制作日本画部に鶏、シャモ等鳥をテーマとして出品し、早々に新作家賞の受賞を重ね、大学卒後10年で会員に。上掲の「はばたく鳥」が会員推薦作である。その後、創画会へと会の変貌のある中でも、氏は鳥の形態の変化を求め、鳥の飛翔イメージの構築へと研究を重ねていった。その飛翔にやがて大地が描かれるようになる。鳥(作家)の眼が見渡す明日香の地である。1983年キトラ古墳調査で石室内の極彩色壁画が発見され、その後氏はその復元模写に参画した。1990年の作品には鳥が画面から消えるが鳥瞰の明日香(まほろば)が描かれ、浮遊する烏頭尾氏の目線が確かに存在する。1999年京都市芸術功労賞、地域文化功労者賞。(松)

まほろばの景・秋 2019年
