第63回晨鳥社展

皿谷 能子

「舞妓(見つめる)」

 

 石蕗の咲く縁庭を背に、椅子掛けの舞妓。背景に刷かれた胡粉の暈は石蕗と舞妓を浮きあがらせる。黒地に梅の振り袖、胡蝶の緞子の帯、清楚な眼差は咲き始めた華の初々しさと色香を際立たせる。(獏)