第16回春光会展より
主宰
皿谷能子
●3月29日〜4月3日 ● 梅田芝田町画廊
最近、体調を崩されたとお聞きしていたが、快癒された中での皿谷社中春光会の第16回展。
山口華楊創設の晨鳥社から離れたのは7年前、その後は春光会の会員の指導を続けながら、自ら追い求めてきた画風を継統する作家活動に入った。年々会員の高齢化も進み出品者も減じてきたが、会場は明るく活気があった。無理に手を広げることなく描きたいものを描くという指導方針が会員の和を生んでいるからだ。
今展には、内田清子「舞妓」や平口民子「朱の夏」、有竹美保「梅雨花」など10名24点の会員作品と主宰の「花菖蒲」25点が並んだ。
元より庭の草花は舞妓と並んで皿谷さんの主要なモティーフ。それも自生する自然の草花を描いてきた。9年前の日春展、その翌年の日展にも「花菖蒲」を描いているが、今作は花弁の色彩が透明感を帯び、更に鮮やかに瑞々しくなっている。対象に向かう皿谷さんの真摯な眼が感じられる作品となっている。(松)
