第47回日春展

 

鈴木 竹柏

「朝霧の里」

 

 森も木立ちも、野も池もすべては朝霧にかすんでいる。にもかかわらずそれらは確かにそこに在る。大気をぼかしこんで一体となしながら、晩春のそこはかとないもの憂さをかもし出す。日本の自然美の一典型。(中野)