杉谷 彩光 第49回日本画展
●4月22日〜27日
● 奈良県立橿原文化会館2F
橿原市在住の日本画家・杉谷彩光さんの第49回展。二年振りとなった今展は、新作80号15点、50号15点、30号2点、20号6点、屏風2点に旧作15点、合計55点が並んだ。
今展開催のきっかけは、昨年4月、岡橋萬帆師のご子息から、嘗て師が用意していた紙、パネル、額をいただいたことを機に木・樹をテーマとして描いたことによる。岡橋師は既に21年前に逝去されていたが、師の使用する紙は正に特別仕様の草木の混ざった荒漉きの和紙。20年かそれ以上経過した紙は描く側にとって最高のもの。今回特に注目したのは80号変形の長條幅サイズの作品。その中から「松」「月」の組み合せで紹介させて頂いた。以前の彩光さんの作品とは異なる省略技法が窺えた。実に描きたいものを活写する心眼が芽生えたような思いがした。掲載の他、注目したのが「巣の卵」「日輪」「虹」「太陽」、そのサイズを横に使用した「彩樹」、落葉した大樹の枝先が曲がった「樹踊る」も。又、20号の紅梅、白梅も渋い作品。今展の作品の一部が橿原市に寄贈されるとお聞きした。(松)
