再興第92回院展

清水 達三

「飛 沫」

 激しい渓流を筏が下っていく。

筏は急流にもまれ、呑みこまれながら水飛沫をはねあげ、二人の船頭は巧みに棹を操っていく。

飛沫の中、二人の船頭の動と静の対照の妙が画面、小岩を避け白い興趣を盛る。