第71回日本画院展
滝上 くら
「祈 り」
画中の円は光背とも胎内とも仏心ともとれよう。闇から放たれた円は、また円を内包しつつ光の中にある。純白の椿花は無垢の象徴か、螺旋のリボンは心を形作り、観者の心に浸潤する。簡潔な闇と光の二分構成の冴え。