第56回日本南画院展
小林 冲悦
「春 隣」
草木描写に優れた作品が多いが、実に光と影の効果を自風に取込んでいる。遠くが靄る陽光の表現が、正に「春隣」。中景の石垣の家の存在も、白描の陽光を越しに巧く配した。真摯な描写が好感だ。(松)