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ななこのArt
interview 〜作家の小宇宙を訪ねる〜 (4)
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蛭 田 二 郎
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『我々が作るのは彫刻であって
人体のマネキン人形を作るんじゃないですからね』
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岡山県佐山にある彫刻家、蛭田二郎先生のアトリエを訪れた。日展理事、日彫会理事の蛭田先生は現在72歳。昭和8年に茨城県に生まれ、茨城大学教育学部を卒業後小森邦夫氏に師事した。昭和52年、ドナテッロのリアリズムに魅かれ渡欧、イタリアにおよそ2カ月程滞在して自身の彫刻の方向をさらに深めた。平成8年文部大臣賞受賞、そして平成13年度には日本芸術院賞を受賞されている。
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「人体の彫刻は誰が見ても肉体のフォルムの出来不出来が分かる。また、人物としての感情表現がストレートに感じられるものです。作者の表現メッセージをいかに彫刻に込めるかということについて、人物表現が一番深くて難しい。だから私は人体をモチーフに作るんです。我々が作るのは彫刻であって人体のマネキン人形を作るんじゃないですからね。そういう意味では私の尊敬しているリューメンシュナイダーなどの彫刻家が、神と人間を繋ぐ中間存在を表現しているところは具象彫刻そのものの本質であると思います。」蛭田先生の作品は内実的表現の趣があるが、その内実は人間の感情表現を追求した末のリアリズムなのだということが理解できる。今後の制作については「私は自分の内触覚性にこだわって制作しています。これからも自分の内なるものに導かれるまま制作していこうと思います。」と語った。 |
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