第78回染美会創作染色作品展より

■5月17日〜22日

■大阪府立現代美術センター

河井 喜代子

 

 ろうけつ染めのグループ「染美会」は、吉田太郎氏の指導のもと、河井喜代子さんの尽力により1954年に創設された会で、吉田氏の逝去後は河井さんが代表となり精力的な展覧会活動を展開して第78回展を迎えた。
 今展には、河井代表の他菴田久子、礒田好子、沖田妙子、梶加代子、梶浦玲子、加藤久枝、小坂繁子、笹本礼子、鳥海久子、中林美智子、西川てつ子、能宗京子、蜂谷あさ子、平尾和子、松永京子、吉村光栄、渡辺恭代の18名の作品が並んだ。中でも、河井代表は、全関西展、日展、新工芸から日工会に出品を続けており、上掲の「海への門」は、かつて隆盛を誇って良港を備えていた都市の遺跡を、赤の土色のイメージで再現。構成も巧みであった。 (松)

 

 

 

 

 

 

海への門