第56回日本現代工芸美術展
中井 貞次
「暁」
瀬戸内の島々に訪れる夕凪の穏やかな情景のイメージを、臙脂虫から抽出した染料で染めた夕色のなかに、多段回の藍染めで島を浮き立たせた。微妙な夕暮れの色感が哀愁となって島々の一日の終わりを包み込む。(松)