今月の課題 「11月の出来事から」 編集主幹 松原 清
いよいよ秋の芸術の季節が始まった。日展は11月3日にオープン、26日まで国立新美術館で開催されている。大阪市立美術館が改修中のため、今年も神戸展が開催される。コロナ禍で第7回展〜9回展まで祝賀会が中止となっていたが、やっと10回展で復活した。やはり、セレモニーは盛り上がりに必要なことと改めて思う。また、日本画科より前夜の科別懇親会に招待状が届いた。慣例として書の懇親会に潜り込んでいた(通例、案内状はない)が、これまでなかった事でもあり参加、日本画の初入選、特選に湧く雰囲気は心地の良いものであった。まだ、完全にコロナ禍ゼロになっていない雰囲気あるも、受賞の祝賀会も復活、書の藝術院賞を受賞した創玄書道会理事長の永守蒼穹氏の受賞祝賀会が椿山荘で開催され、約200名の招待を含めて666名が集った。金子鴎亭師以来の創玄書道会からの受賞であり、賑々しく盛大な催しとなったことを記しておきたい。
11月始めの連休にかかった日展、3泊4日で3日間の宿泊が都内でとれなかったことはショックだった。コロナ禍もほぼ終息して、東京、京都はじめ日本の観光地は再び外国の団体客で一杯になりつつある。1ヶ月以上前に予約をしようと、会員契約している東横インにあたったのだが、都内10ヶ所以上あるホテルはいずれも満員。他のホテルで探しても混雑を見越しての料金アップがエグイ感。普段一泊7千円ほどの宿泊費が2万円にまで跳ね上がっているのだ。しかたないので、茨城エリアまで宿泊地を広げたのである。結局、南北線一本で行き着く浦和美園駅近くの東横インを選び、通常価格で3日間連泊することができた。上野から約1時間、結構タイトな通勤となってしまったが、みなさんは是非とも2ヶ月前(それ以上か)に都内のホテルを予約することをお勧めする。
そう、忘れてならないのは阪神タイガースの日本一。38年振りの快挙に阪神ファンは大騒ぎ、にわかファンまで大量に現れ、百貨店、阪神関連店のバーゲン真っただ中である。実は3勝2敗での11月4日の試合を私は浦和のホテルで観戦していた。何故か気になってテレビ観戦した時に限って負け試合となるケースが圧倒的に多いのだが、この日もまさにそうだった。ペナントレースでも優賞という言葉は禁句「あれ」と言い換えていたこと。何度優賞に手が届きかけて、優賞を逃がしたことか!!私は11月5日の最終戦を一切見なく、聞かなかった。実際、次の日の勝利を聞いて跳び上がったのだから。岡田監督の宙に舞う姿を想像してネットを急ぎ検索したことが昨日のように思い出される。阪神バンザイ。
全日本美術『今月の課題』の
1996~2005年を単行本に
全日本美術編集主幹 松原清 著
A5版 272頁 定価2000円